Column Vol.01
雪に閉ざされた秘境の地
1日わずか数本しか運行されていない列車に乗り、
到着する場所は小幌駅。
今は民家も道路もない、ないものだらけのこの場所にあるのは、線路と自然だけ。
ホームに降り立つとそこは一面まさに手付かずの銀世界。
日差しと雪の反射がきらめく雪原に秘境の言葉の意味が伝わってきます。
Column Vol.01
1日わずか数本しか運行されていない列車に乗り、
到着する場所は小幌駅。
今は民家も道路もない、ないものだらけのこの場所にあるのは、線路と自然だけ。
ホームに降り立つとそこは一面まさに手付かずの銀世界。
日差しと雪の反射がきらめく雪原に秘境の言葉の意味が伝わってきます。
海岸へと続く雪原を下る途中にてんてんと足跡が続く道が一本。
私たちよりも先に先客さんがいたようです。
普段人がほとんど立ち入らない場所だけあって、
先客さんも久しぶりに見た人の姿に驚いてしまったのでしょう。
海辺へ降り立つとそこはまさに秘境の名にふさわしい世界が。
海の青と空の青の境目がないような世界は見ているだけで心が安らぐのを感じます。
自然と暮らしの調和による歴史が、神秘的な場所にしているのかもしれない。
この景色に出会うたび心が満たされていく気がした。
次の記事を読む