Column Vol.04

豊かな海からの贈り物
ホタテを求めて漁港散策

ホタテの水揚げを見に漁港を訪れた。
空がまだ暗い時間に出かけ、日の出とともに戻ってくる漁船から、獲れたばかりのホタテが運ばれてくる。
海から揚げたばかりのホタテを味わう贅沢は、この町では日常としてありふれた光景であるから驚きだ。

豊浦の「耳吊り養殖」

貝に穴を開けてロープで吊り下げて海中で育てる「耳吊り養殖」。
噴火湾という穏やかな海が育んだホタテは、肉厚で自然な甘みが特徴的。コリコリとした食感もさることながら、ジューシーな味わいはとても濃厚。

噴火湾の恩恵

北は昆布岳、南は噴火湾という恵まれた気候風土は、農産・水産業を盛んにした。
その恩恵は、豊かな湾に面しているから『豊浦町』との町名が名付けられたほど。

試行錯誤の末に生まれた豊浦のホタテ

昭和41年に豊浦町礼文華で始まったホタテ養殖。
そこには先人たちの絶え間ない試行錯誤、少しづつ、一歩ずつ、進んできた姿があった。
一人ひとりの努力が実を結び、いつしか主要産業になるほどホタテ養殖は町に根付いた。

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