2017年7月15日
〜ホタテの一生〜 豊浦のホタテができるまで ■”玉ねぎ袋”に入れる(生後2か月〜4か月)
5月に産卵・受精したホタテ、 漁師さんたちが5月末ころから海にぶら下げていた網に自然とくっついて成長していきます。
7月上旬、漁師さんたちはその網を港に揚げます。 グレーだった網は、ホタテの赤ちゃんが付着して黄金に輝いています。
網を港に持ち帰り、ブルーシートの上でほろいます。 ブルーシートの上にはたくさんのホタテの赤ちゃんが!
集めたものは、何度も何度も海水で洗い 7厘(2.1ミリ)のふるいにかけて選別します。
ホタテ以外の生き物や貝は取り除き、 ホタテも小さすぎるものははぶかれます。
選りすぐりのホタテの赤ちゃんは、網目の細かい”玉ねぎ袋”と呼ばれるものに おたまですくって1杯分ずつ入れられていきます。
袋の中には少し目の粗い網が入っていて、 ホタテの赤ちゃんはその粗い網をベッドにして成長するそうです。
玉ねぎ袋はロープにまとめて吊るされて海にぶら下げられました。
いまは3ミリ前後の大きさのホタテの赤ちゃん、 お盆を迎えるころには1センチ弱の大きさに成長します。
次回の作業は8月の中旬頃。 さらに健康で大きなホタテだけを選別していくことになります。
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