秘境小幌フォトコンテスト
今回のフォトコンテストでは全国から109点もの作品が寄せられました。
皆様のたくさんのご応募ありがとうございます。
第2回秘境小幌フォトコンテスト入賞作品をご覧ください。
最優秀賞、優秀賞作品は写真家・矢野 直美氏による講評がございます。
お上手な写真です。秘境駅・小幌は、トンネルに囲まれていたり、森に囲まれていたりと、秘境駅を感じさせる表現方法がさまざまにありますが、この作品は今までの審査会では見たことのない構図です。緑の入れ方と配置が素晴らしく、秘境駅らしさも表現されている。最優秀賞にふさわしい素敵な作品です。
岩屋観音の例大祭でしょうか。この日、この時にしか撮れない貴重な写真ですね。全体の雰囲気、そして陽の当たっている場所と、影の感じをすごくお上手に表現されています。さまざまなことを想像させてくれる美しい作品です。この場所の秘境さ、神秘さが表現されていると思います。
四季島はまさに、この日この時に来ないと撮れない写真で、きっとダイヤを調べて計画を立てて撮られたのだと思います。夏の緑のなかに女性がぽつんと立たれていて、カメラ目線ではなく、列車を見ている風情が優雅ですね。撮る方と撮られる方の息が合った素敵な写真と思います。
列車がトンネルの中から出てくる瞬間をとらえた作品です。夜景撮影は流し撮りを始め色々な方法あり、こちらの撮り方も面白い表現方法です。美利加浜トンネルという小幌を象徴するものを見せつつ、トンネルや線路の質感、車両のディテール、光と影が表現されているいい写真です。
見た瞬間に幸せな気持ちにさせていただきました。撮られている女性も撮っている方もみんな笑顔で、陽が当たってホームに人の影が伸びていて、見れば見るほどすごく味のある写真です。タイトルに祖父母とあるので、この幸せな瞬間を撮られたのはお孫さんでしょうか。お孫さんの愛情も感じますね。
列車をドンと迫力いっぱいに画面に置き、小幌駅の特徴的な停車場があって、駅名標を入れる。そのバランスがとてもいいです。春のタンポポと、木々の優しいライトグリーンが上手に表現されていて、車体のグリーンとの色合いが良く映えますね。
日本酒が窓際に並べられ、窓の向こうにはちょうど小幌の駅名が見えて、皆さんでワイワイ楽しみながら撮られている様子が伝わってきます。窓枠から特急列車ということが分かり、駅に停車せずに一瞬で通り過きるこの瞬間を狙ったタイミングもばっちりですね。
開催日(開園日) | 2018年8月1日〜10月19日 |
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